本稿は ティモシェンコ梁でも モールの定理が使えることを紹介します。
本稿の弾性曲線式は以下のように扱っています。
弾性曲線式から ティモシェンコ梁で モールの定理が使える理由をまとめました。
片持ち梁は自由端と固定端を逆にして考えます。
(7-2)式は
Vs(x) = (M(x) - M(x=L))*λ*L*L
となります。
ティモシェンコ梁がせん断変形を扱う梁理論として広く普及しているのは「せん断歪は梁の材軸方向はない」として はり断面の平面保持の仮定をとにかく納得させたことにあると思います。はりが線材なら その通りだからです。線と面 をごちゃまぜに使いながらの 無茶苦茶な話です。それでも ティモシェンコ梁は モールの定理も通用する いいやつだからでしょう。
あとがき の 補足の補足 です。