jw_cad 外部変形 - (290) ruby/tk(円弧を描く) -

外部変形は データのやり取りをテキストファイルで行うので プログラム言語は 自由に選ぶことができます。図形は機能的かつシンプルなため、数多くのユーザーに受け入れられています。

 

ruby/tk は 外部変形で何ができるのか考えてみます。

 

円弧を描く

外部変形の円弧のコマンド ci は円や楕円と共有しています。

ci コマンドは

(1) 円

  ci 中心点 半径

(2) 楕円

  ci 中心点 半径 扁平率 傾き

(3) 円弧

  ci 中心点 半径 始点 終点 扁平率 傾き

となります。

(1) と (3) は中心点を省略することができます。そのとき中心点は[x=0, y=0]で設定されます。(2) もキーワード引数にすれば中心点を省略できます。

ci コマンドは「コンパス」をイメージするとわかりやすいと思います。

 

 

 

 

 

tk の円弧 TkcArc の形状のオプションは

・内接する矩形の対角線の始点と終点

・始角

・円弧角

・スタイル 円弧、弓形、扇形

となります。円弧角は (終角-始角) です。

 

外部変形の ci コマンドにも スタイルに相当する引数があります。

  ci 中心点 半径 始点 終点 扁平率 傾き <円フラグ・内円半径>

<円フラグ・内円半径> が スタイルに相当します。円フラグ 1000=円弧、5=弓形、0=扇形。内円半径は円環用です。