外部変形は データのやり取りをテキストファイルで行うので プログラム言語は 自由に選ぶことができます。図形は機能的かつシンプルなため、数多くのユーザーに受け入れられています。
ruby/tk は 外部変形で何ができるのか考えてみます。
円弧を描く
外部変形の円弧のコマンド ci は円や楕円と共有しています。
ci コマンドは
(1) 円
ci 中心点 半径
(2) 楕円
ci 中心点 半径 扁平率 傾き
(3) 円弧
ci 中心点 半径 始点 終点 扁平率 傾き
となります。
(1) と (3) は中心点を省略することができます。そのとき中心点は[x=0, y=0]で設定されます。(2) もキーワード引数にすれば中心点を省略できます。
ci コマンドは「コンパス」をイメージするとわかりやすいと思います。
tk の円弧 TkcArc の形状のオプションは
・内接する矩形の対角線の始点と終点
・始角
・円弧角
・スタイル 円弧、弓形、扇形
となります。円弧角は (終角-始角) です。
外部変形の ci コマンドにも スタイルに相当する引数があります。
ci 中心点 半径 始点 終点 扁平率 傾き <円フラグ・内円半径>
<円フラグ・内円半径> が スタイルに相当します。円フラグ 1000=円弧、5=弓形、0=扇形。内円半径は円環用です。