フック則とたわみ角法(7) - 付録 本稿の基本式の妥当性を確認するためのプログラム -

ポテンシャルエネルギーを考えれば フック則からたわみ角法の基本式を求めることができました。

 

 

 

木材は異方性のため 縦弾性係数 G を ポアソン比 ν ではなく E の比として与えるのが普通です。(例えば G=E/15)

 

[ 1959 / 伊勢湾台風 ]

木造は 高潮や津波で流されやすいこと、延焼しやすいことから 学校や共同住宅は 鉄筋コンクリート造にとって代わられました。無論、木材が枯渇していて 3階建ての学校や4階建ての共同住宅に使えるような大口径の部材が調達できなかったことが本当の原因だったとは思います。地球環境どころか地球温暖化にまっしぐらの経済、経済、経済のなかで木造は相手にされなかったのだと思います。1959年 当時、集成材は日本でも製造されていたようですが、耐火・耐震を宣伝したコンクリートには歯も立たなかったのでしょう。



次回は 付録 部材中間のたわみについて です。